穴あきジーンズがカクテルドレスになるまで・・・

ひたすら　『出川哲郎』についての思い込みを

手放し続け、

途中で、出てきた「実は優しいかも・・」

という思いもクリーニングし、

プラスもマイナスも思い込みは全部全部ワークで

クリーニングした。


もうこれ以上でない！！

ってとこまでクリーニングしたら

最後に『出川哲郎』という名前自体をクリーニングして終了。


こうして私の

初級編

『出川哲郎に関する思い込みをクリーニングするワーク』

が終了した。



ひと段落着いたとき、

「今、胸の中や頭の中はどう？」と前田さんは聞いてきた。


「えっとぉ。。。なんだか胸のあたりがスーッとしてる感じはあるんですけど、

まだ、良くわからないですねぇ。。」

と私は答えた。


「じゃあ、コレをもう一度観て、何を感じるか、言ってみて。」


そういうと、前田さんはさっき見せてくれた画像を再度私に見せた。




（・・・・・・。）

「えっと。。なんだろう。。」





（・・・・・。）

「なんか、言葉が出てきません。。。ヤパイよっていう文字は印象が強いんですけど。。」




「・・・さわやか。。です。。」




「この画像は。。ふふっ。。馬鹿っぽいですね。。」




と私は答えた。

びっくりするくらい

「うざい！！」とか、「むかむかする！！！」とか

「みたくない！」というモヤモヤした感情が

胸と、頭の中で感じなかった。


出川の画像を見ても

なんだかさわやかな気分さえ起こった。


「・・・？　なんだろう。。この感覚。確かにさっきまでは大嫌いって

思っていたけれど、そこまでは思わない感じになってます。。なんだろうこの感覚。。」


それを聞いて、前田さんは言った。


「うららさん、あなたは出川さんにあったことも無いのに、さっきまでは

いろんな感情を持っていましたよね。なぜだかわかりますか？

それは、ＴＶや雑誌や、周囲の人たちのうわさとか話を聞いて、

思い込んでしまった『固定観念』です。

それは本当の出川さんではなく、刷り込まれてしまった

勝手なイメージなんです。

人は、周囲の人のことを勝手なイメージや固定観念で

決め付けてしまったら、その人に会うと、もうそうしか見えなくなってしまうんです。

まっさらな相手を見ることが出来ないんです。今、思い込みを手放してみて、

感情をクリーニングして何を感じていますか？心の中で今感じていることを

言ってみてください。」


「確かに、私はあったことも無い人をこんなに嫌っていたんだなって思います。

今画像を見てもあんなにうざい！って思っていた感情がなんかスーッと穏やかに

なっている感じがして、自分でも面白いです。３枚目の写真なんて、爽やかな

印象まで受けてしまいます。ｗ

あと、私って、いくら芸能人だとはいえ、あんなひどいことを思っていたんだって、

反省もしました。。。」



「ふふ。そこまで反省はしなくっていいけど、ただ、気がついて欲しかったのは、

相手のイメージを勝手に思い込んではいけないってこと。自分が思っている相手の

イメージが本当の相手の姿だと思ってはいけないってコト。

それに気がついて欲しかったの。そのために無難な出川さんを実験に使ったのよ。

本番はこれから。じゃあ、今度は実在する人物で、あなたの身近にいる

うざい友達とか、嫌いな人とかでやりましょう。」


そういうと

前田さんの目も、本気モードに入ったような感じがした。

私は、そういわれてすぐに浮かんだ人がいた。


あの、ちなっぺの誕生日にいた　あいつだ。

さやかだ。