普通の女性が資産家になるまでのストーリー それは非常識な成功法則

2007年09月06日

脳に指令を出す

もうひとつの部屋は

会議室のようなつくりになっていた


『ここはインベスター会議にも使っているのよ』

ミューはそういいながら

部屋の明かりを消し、

スクリーンを見るように言った


近くにある椅子に

適当に座った


映像が流れ出した


ミューは私の後方から

たったまま

見ていた


『脳へ指令を出す』

という内容のDVDだった


「言葉が脳に指令を出す」

日ごろ使っている言葉がすべてを創り出している

口に出さなくても

心の中でつぶやいてしまう言葉

無意識に考えてしまっていることが

思考化し、現実化する・・・


そういった内容だった

約30分程度

「言葉」と「脳」の関連の情報を

一気に目と耳から入れられたような

感覚だった



『この映像は インベスタープログラム参加者へのみ

 見せることが可能なの。

 特別な内容よ』


ミューはそういって

部屋の明かりをつけた

そして

ホワイトボードのある方向へ歩いた


『今の内容を簡単にまとめるわね』

そういいながら

ホワイトボードに文字を書きながら

ミューは話を続けた


『アンジェラ、あなたダイエットするに当たって

 さっき 何って私に言ったか覚えてる?』


『さっき?というと・・・』



『ほら、さっきの部屋で ちょっと不安だとか 自信がないようなこと

 いっていたじゃない』


『あ、はい・・

  やっぱり あんな短期間で8キロ近いダイエットは

  無理かもしれない・・と思って

  正直な気持ちとして 不安です』


『そう。それなのよ アンジェラ。』


と言ってミューは

手を止めた


ホワイトボードには

 『決断する』

という文字が大きく書かれていた


『アンジェラ、「決断」と「選択」の違い

 知っているかしら?』


『決めることと、選ぶことです』


『じゃあ あなたはダイエットすると

 決めたのよね?

 この間話をしたとき 最終的に決めたのは

 あなたよね?』


『そうです・・』


『でもね、アンジェラ、あなたは「決めてない」のよ』


『いえ、しようと思ってます でもやっぱり不安です』


『アンジェラ これを見てて』

そういって 赤のマーカーと 黒のマーカーを

右手と左手に握っているのを見せた

ミューの真剣なまなざしが

マーカーを握っている

両手の間にあった


『「選択する」それは

 赤にしようかな~

 黒にしようかな~


 じゃあ 赤にしよう・・・

 そして何日、何週間かして

 あ・・・やっぱり 黒がいいな・・・


 これが「選択する」ってこと』



『・・・はい・・・』

私は何が言いたいのか

じーっと聞き続けた


『でもね、「決断する」ってのは こうなの』

と言った瞬間



バシッ!

っと 黒マーカーを

床に叩きつけ、捨てた


その音と勢いに

私は ビクっとなった


『アンジェラ。いい?

 「決断」っていうのは

 こういうことよ。


 一度 赤と決めたら

 もう 黒のチャンスはないってこと


 もう片方の手には何もないの


 あなたは決めてない

 まだ迷っているわ

 失敗したらどうしよう・・・

 不安だわ・・


 とあれこれ 失敗した時の

 準備をしようとしているじゃないの

 
 決めた人はメソメソしない

 愚痴は言わない

 弱音は吐かないのよ


 もし、決めたというなら

 全神経を集中させて

 決めた日時をきっちり守って

 やってみなさい!!

 やるの? やらないの?』


 ミューは真剣に、そして語気を強めて

 私に聞いてきた


 『やります!』


 やってやろうじゃないか

 受けてたってやる

 という想いと

 ミューの真剣さに

 心身ともに身が引き締まる想いがした


 
 
 私の頭は 妙に晴れ晴れしていた

 
 「わかった」

 
 私は わかった


 今までも

 すべてにおいて

 私は 決めていなかった


 「わかった」時だった

 
 やってやる!

 




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Posted by アンジェラ★777 at 17:19 │lesson 1