普通の女性が資産家になるまでのストーリー それは非常識な成功法則

2007年09月22日

誘惑の嵐

 19時

 の約束・・・


 19時15分を過ぎていた。


 店に入ると『うらら~!遅いー!』


 と怒られた。


 と同時に

 『え~!!!うらら 痩せてる!!すごい何したの?』

 というさやかの声に

 集合していた女友だち5名が

 いっせいに視線を向けた。


 『え? 私?・・・あ 今ダイエットしてて・・・』


 『すごーい!ぜんぜん違う!何キロ落としたの?どうやって?』


 質問の嵐 嵐 嵐 だった。


 『いや実は 7キロ近く・・・』


 その言葉にみんな びっくりした

 一番驚いたのは さやかだった

 『この前あったとき、・・・って1ヶ月たってないじゃん!! その間に痩せたの?

 大丈夫?こんなに急に痩せて 体に悪いよー絶対悪い!食べたほうがいいよー!!』


 と言ってきた。

 (・・・きたか・・・。)


 アンジェラはちょっとむっとしていた。

 友人さやかは

 いつも明るくて 元気があるが

 その裏で

 人の幸せを喜ばず、不幸を喜ぶようなところがある。

 アンジェラはそんなさやかを

 実は「親友」とは呼べずにいた。

 さやかはいつでもアンジェラのことを「親友」と言ってくれる。


 アンジェラは「なにが親友だ。私のことなんもわからんくせに」

 と思っていた。本音はそうだった。



 (実際今も、さっきまで

 羨ましいという目で見ていたのに

 急に「体に悪いよ~・・・」なんて言ってくる。

 
 ひとの足を引っ張りたいんだ。

 ほんと 性格の悪いぶりっ子女 )


 アンジェラはそう思っていた。

 いつも 何かしようとするとき

 気に食わないことを言って

 アンジェラは邪魔されている気分になった。


 『劣等感』を刺激する話ばかりしてくるからだ。


 「あ、そーいえば、今年は採用試験受けなかったの?あきらめたんだっけ教員」


 (また・・その話・・まえ話しただろ!)


 「受けてないよ。しばらくはちょっと違うことしたくてね」

 

 「そーなんだ。でもそろそろ仕事しないとやばいんじゃない?」


 さやかのその言葉に またいつものようにむっとしていた。

 (ってか バースデーパーティなんだから そんな話いいだろ しなくて・・)


 「そうだねー。でも今ラジオ番組は持ってるよ。いってなかったっけ?」



 「えー!まじで すごいじゃん!」
 
 こんどはさやかじゃなくて ちなっぺが

 反応した。


 そんな話にはさやかは乗ってこない

 急にみんなに食べ物を取り分け始めている・・・



 ちなっぺはとても優しい。

 いつも 励ますことを言ってくれる。

 前向きだ。


 「うん。 私が希望したんじゃないんだけど、なんだか話の流れ的に

 そうなって。」


 「流れ的にって・・そうそうできるもんじゃないよーラッキーだね。

 今度聴くから 時間とか周波数とかおしえてね」


 「うん。ありがと。

  あ、ちなっぺ 誕生日おめでとうね。私1時間くらいしかいれないんだけど

  ごめんね。」


 「いいよ。きてくれただけでうれしい。でもほんと痩せたね。今度教えてね。
 
 どうやってやせたか。」


 「うん。でもまねしないほうがいいかも・・・笑」


 と、アンジェラとちなっぺがやり取りしている間に

 ケーキが届いた。


 みんなで歌って

 お祝いした。


 さすがにケーキは一口食べた。


 何度かさやかの

 「たべろ たべろ」攻撃にあったが

 屈しなかった。


 (ほんと 人の邪魔ばかりしようとして。むかつく。)


 アンジェラはさやかのことを

 心のそこでは大嫌いだった。

 でもそれを絶対に顔に出さなかった。


 みんな さやかのことが嫌いなはずなのに

 よく付き合っていられるなと

 アンジェラは思っていた。


 (ちなっぺも他のみんなも優しいからなー
 
  みんなさやかをうけいれてるんだ・・・)


 とりあえず、久々にあうみんなとの時間を

 楽しむことにした。


 1時間で帰るはずが

 なかなか「帰るね」の一言が言えず

 帰れなかった。


 アンジェラはいつもそうだった。


 途中で帰ると

 なんだかいけないような気がした。


 それも後から「幸せ恐怖症」の人に見られる傾向だと

 いうことがわかった。


 たいしてみんな気にしていないのに


 途中で帰ることができない

 何と思われるかが

 過剰に気になるからだ


 先に帰ったら 冷たい人と思われるだろうか

 何ていって帰ればいいんだろう

 次から誘われなくなったらどうしよう

 楽しんでなかったと思われたらどうしよう。。


 そういうことを考えすぎて

 帰るタイミングをのがして

 結局最後までいてしまうのだ

 そして 実際パーティは楽しんでいるのかというと

 実はそうでもない

 頭の中は

 「帰りたい・・でも帰れない・・どうしよう」

 でいっぱいだからだ。



 この日もそうだった。

 アンジェラは

 ケーキ一口と

 ホットのウーロン茶1杯で

 パーティーを乗り切った。


 帰り際

 さやかの 一言

 「うらら ちゃんと食べなよ!」

 
 (・・うざ・・・)


 「おやすみ!」

 とだけ帰して

 みんなと バイバイした。



 (・・・ふ~・・・疲れた~・・)



 アンジェラは 実は友達と遊んでいるときも

 かなり気を遣っていた

 それが普通だと感じていた


 アンジェラは

 「自然体」でいることを知らない


 それを ミューが教えてくれた



 「自然体」でいること

 人と「親密」になることを恐れないこと

 「本音」で話をしても 人から嫌われないこと

 心を開くこと

 自分を解放すること・・・



 ミューはアンジェラの救世主だった


 アンジェラはミューと出会わなければ


 「本当の自分」というものに 一生出会えなかったかもしれない




  それはアンジェラはまだ気がついていない

  夜空を見上げながら

  家まで歩いて帰った。


  月は見えなかったが

  小さな星たちが いくつか輝いていた。





 
  

 


Posted by アンジェラ★777 at 23:00 │lesson 1